熱供給事業の導入事例

新宿新都心

1971年の京王プラザホテル開業を皮切りに、我国の超高層ビル街の先駆けとして歴史を刻んできた西新宿一帯。この地域の冷暖房を一手に担い、快適な都市機能を支え続けてきました。1991年には東京都庁の移転に合わせてプラントを増強・移設。現在の冷凍能力は61,000RT(約2,154kW)と、世界最大級の規模となっています。またガスタービン コージェネレーション (8,500kW)で発電した電力を東京都庁舎等に送電するとともに、排熱の有効活用を図っています。
今後は、高効率冷凍機と、より大型のガスエンジン コージェネレーション 設備を設置し、環境改善・省エネルギーの更なる推進に努めていきます。

(1)プラント (2)京王プラザホテル本館 (3)京王プラザホテル南館 (4)損保ジャパン本社ビル (5)新宿野村ビル (6)新宿センタービル (7)新宿三井ビル (8)KDDIビル (9)新宿モノリスビル (10)新宿住友ビル (11)小田急第一生命ビル (12)ハイアットリージェンシー東京 (13)都庁議会棟 (14)都庁第一本庁舎 (15)都庁第二本庁舎 (16)新宿NSビル (17)東照ビル (18)新宿パークタワー (19)山之内西新宿ビル (20)東京ガス新宿ショールーム (21)タイムズ・アベニュー (22)都営大江戸線都庁前駅 (23)あいおいニッセイ同和損保新宿ビル

事業登録平成28年4月1日
(事業許可)(昭和47年12月25日)
供給開始昭和46年4月1日
営業地域東京都新宿区西新宿3-7-13ほか
延床面積2,241,911m² H29.3.31現在

ガスコージェネレーションシステム活用イメージ


東京都庁の地域配管内に都庁専用の送電線を敷設。停電時でも電力を供給。

東京都庁へ電力供給。電源の多元化により、エネルギー・セキュリティの信頼性を向上

災害発生時でも東京都庁は、その機能を停止させるわけにはいきません。
また、帰宅困難者の受け入れなど、都庁舎の果たす役割は多岐にわたっています。
新宿地域冷暖房センターでは、4,500kWの1号ガスタービンコージェネレーションを使用し、1,500~3,000kWの電力を都庁第二本庁舎に供給しています。送電にあたり、新宿地域冷暖房センターと都庁舎を結ぶ地域配管トンネル内に、専用の送電線を敷設。冷暖房や給湯用の熱供給とともに、電力供給体制の多元化を実現。
ライフライン機能の確保、停電時でも業務継続に必要な電力を供給するなど、BCP(事業継続計画)にも貢献しています。

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